花村俊広（はなむらとしひろ）

　社員が自ら働き出す仕組みづくりコンサルタント。

　労務管理の神髄は「社員に喜んで働いてもらうこと」という信念のもと、できの悪い社員でも安易に辞めさせないことを標ぼうする。その結果、世間の社長から「解雇もできない腰抜け」と揶揄されようとも、自由に解雇できない制度である限り、解雇がもたらすリスクを会社に背負わせない姿勢を貫く。

　25年以上にわたり、中小企業の経営者の傍らで、採用対策、残業代問題、解雇問題および労働組合対策など人事労務の分野で辣腕を振るう。わけても、社長の思いが詰まった社内規程を作り込む手法には定評がある。また、労働基準法、労働契約法へのリスクヘッジに造詣が深く、労使間の障壁を取り払う方法に精通していることから、2011年より労働紛争の解決を専門に行う機関であるセンターあいちにて、あっせん人候補者に就任。

　社員が仕事を通して気高く生きてこそ、中小企業の業績アップを実現できると考え、そのためのツールである『マイカンパニーブック®』を考案。この独自の手法を中小企業の経営者が再現できるようパッケージ化し、コンサルティングサービスとして提供するため、株式会社カンパニーブックコンサルティングを設立。現在、同社代表取締役。1963年愛知県生まれ。